塚田美根子看護改善委員長は、「年休もなかなかとれない、八日夜勤協定も守られていないなど労働条件が悪くなっています。今日は、職場のことを率直に話してください」と開会のあいさつ。
「安心・安全な看護をもとめてーみんなで看護合理化をくいとめよう1」と題し、県医労連副委員長・中通病院労組執行委員長の草皆千枝子さんが講演。 草皆さんは、「患者さんのためにも、看護職場を生き生きと働ける職場にしたい」と毎早朝、職場パトロールをするはどの熱意の持ち主。講演も、経験に裏打ちされた説得力のあるお話になりました。
中通病院労組では、二年前に草皆さんが執行委員長になって以来、執行部が看護護職場を訪問し、集中的に「職場討論」を行っています。この中で、職場ごとの問題点を洗い出し、話し合いの中で要求を整理していきます。九月ころ、約一ケ月間をかけて、このような運動を行った後、執行委員会で時間をかけて論議し、全体の要求をつくりあげます。労使紛争以来、様々な迫害冷遇を受けている中通病院労組ですが、工夫と知恵を積み上げて運動している姿が伝わってきました。 寒川井書記長は、「八日夜勤協定厳守、ただ働き一掃、成果主義賃金制度導入阻止などの運動課題を報告。 また、運動の強化のために「調査を行い、結果を知らせる。それをもとに人員要求を職場単位にまとめる。交渉はねばり強く行い、交渉で発言する。看護職の学習会を支部で行う」などを報告。
分科会では、「夜勤十日になった。ただ働きは改善されてきたが、病院によっては是正されていない」などの現状が話されました。一方、由利の外来二交替制での仮眠は、交代で取得していることが報告。 閉会あいさつで佐藤啓子副委員長は、「人が少ないといってだまってがまんしていては変わらない。地域の人と手をたずさえて看護師不足を社会に訴えていきたい。良い看護をするためにも、看護師の権利や人権を守ることが必要。看護師増員の声をみんなで出していきましょう」と強調しました
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