秋田県厚生連労働組合
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(2007年3月1日付)
  看護職場の忙しさがおよぼす影響などの調査

    9割が人手不足感!!(看護師アンケート結果)

 今年1月、秋厚労では「看護職場の忙しさがおよぼす影響などの調査」を行いました。全体で1663人(全看護職員の71%、平鹿を除くと84%)が回答し、高い回収率を記録しました。9割の人が「人手不足」を感じ、子供の急病時にも休めないなど、深刻な影響が明らかになりました。

     病棟では特に日勤帯の人手が足りない

 看護職員を対象にした「調査」は、この間、様々な形でくりかえし行われてきました。いずれの調査でも、「忙しさ」を訴えるものばかり。その原因は、明らかに「人手不足」です。今回の調査でも、全体の89%の人が「不足感」を示しています。
  中でも、病棟に勤務している人の「人手不足感」は92%。調査結果は、特に日勤帯に人が足りないことを示しています。

   夜勤人数が減らされて

 秋厚労の「夜勤実態調査」によれば、昨年4月から10月にかけて、全体で8つの病棟で夜勤人数が減らされています。今回の調査では、夜勤人数が減った病棟に勤務している人に、その影響を聞いています。「残業が増えた」と答えた人が81%、「年休がとりにくくなった」71%、「身体の疲れが増した」93%、「休憩時間がとりにくくなった」91%と、いずれも働く人にとって辛い結果になっています。
 5割の人が、勤務時間帯にかかわらず、数時間の残業をしています。7割の人が、深夜明け・宿直明け・休日などの勤務時間外に、委員会等の会議に参加しています。その分の時間外手当が支払われた人、あるいは、代休をとった人は皆無に近い状態です。

  子どもが病気でも休めない

 人手が足りず、猫の手も借りたいほど忙しいことの影響は、看護職員の家庭にまで及んでいます。過去1年間で、子どもが急病のため休みをとれた人は30%、子どもが病気でも休めなかった人が48%もいます。

 忙しさは、数字に表れています。一方、その実感を「生身の人間の言葉」として発することも大切です。3月15日の団体交渉の場で、思い切って発言してみませんか。もし、団交に参加したくても参加できない場合は、「私も一言いいたい」を活用しましょう。

 

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