秋田県厚生連労働組合
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看護ゼミナールの活動について看護ゼミナールの歩み

  第34回医療研究全国集会第4分科会「看護ケアの質」にレポート報告

 看護ゼミナール実行委員会では、11月23日に開催予定の第14回看護ゼミナールに向けて定例会でテーマなどの協議を行なっています。また、活動の一区切りとしてこれまで15年間のあゆみを6月15日〜17日の3日間、岡山県倉敷市内で行なわれる日本医労連などの主催による第34回医療研究全国集会の第4分科会「看護ケアの質」で活動報告を行なうこととしました。

〔レポート報告の要旨〕

 看護改善委員会で行なわれている看護集会で、看護についてもっと深めた議論の要求から看護ゼミナールが開催されるようになり、年1回のゼミナールを開催し13回を数えるようになりました。

看護ゼミナールの目標は

@患者さんを丸ごと人間として捉える
 一病人ではなく一
人の人間が病気になったこととして、その人を取り巻く様々な環境やその人が生きてきた過程を見ることでより深くその人を理解する。そこから日常的な援助方法や関わりを深めていく。

A看護師自身が人間として高まる
 患者さんとの関わりの中でより深くその人
を理解していこうとする努力が一人の人間として、看護師自身も成長していく。B看護の実践を科学的に追及する……日常の看護ケア一つ一つに科学的な裏づけがあることをゼミナール実行委員会が学び、ゼミナールに参加した人に知らせていく、そこから看護の質をあげていくようにする。

 第13回ゼミナールは、11月23日に「高齢者を理解しよう〜パートU」のテーマで開催しました。講師は、県立リハビリテーション精神医療センターの福岡幸記さん(元秋厚労中央執行委員長)でした。

福岡さんは、「認知症の高齢者への対応」と題し、これまでの経験を踏まえて、看護師として患者さんにどう向き合うについて講演しました。講演では、「患者さんには、どの人にも生きてきた歴史があり、一人ひとりの物語がある。認知症の人は、外見から想像もつかないような苦しみと希望をもっている。私たち看護師は、患者さんの人格を大切にし受け入れなければならない」と話しました。そして、「認知症による行動も、内容や原因の理解によって適切なケアができること」を学びました。そのためにも、「こなす」看護ではなく、「人に触れケアする看護に」変えていかなければならないことを再認識しました。


 

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